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高橋二郎税理士行政書士事務所 高橋二郎氏

高橋二郎氏 高橋二郎税理士行政書士事務所

仙台七夕まつりや伊達政宗が築いた青葉城で有名な宮城県仙台市の高橋二郎先生は、平成元年から事務所を開設している税理士事務所。キャッチコピーにある「むにゃむにゃ通り」は、事務所前の路線の俗称だそうです。人と同じ事をする事が嫌いというユニークな先生で、事務所内では毎日、作務衣という和服を着てお仕事をされています。

作務衣は毎日、着ていらっしゃるのですか?

はい、顧問先にお伺いする以外はいつもこれです。特にこだわっているわけではないのですが、一番楽な姿で仕事をするのがベストだと思っています。夏冬あわせて十着は持っていますね。禅寺では掃除などの日々の業務を作務と呼び、この時に着用する作業着を作務衣と言います。今は自由にいつでも着られる「和服」という位置づけでしょうか。先入観で和服から遠ざかっている方には、さっと着られる作務衣はお勧めですよ。ただ、お寺の関係者に間違われそうになるのがタマにキズでしょうか(笑)。

日本酒好きだとお聞きしました

乾杯のときも最初から日本酒。また酒は冷酒に限りますね。和らぎ水を飲みながらですが、うまい淡麗の辛口ならいくらでもいけますよ。最近は日本酒が下火で、焼酎ばかり飲んでいる人がいますが、とにかく日本酒を飲んでもらいたいと思います。おっと酒の話は、何時間も喋ってしまいそうなので、このへんで失礼いたします(笑)。

座右の銘は何ですか?

「たどり来て、未だ山麓」という言葉です。私は子供の時から将棋が趣味で、仙台JT杯には妻と一緒に、いつも出掛けています。「たどり来て、未だ山麓」は、棋士の升田幸三が、将棋史上初の三冠、つまり名人、王将、九段の制覇を成し遂げた時に、記者から感想を聞かれて答えた言葉です。仕事が完成に近づき、やっと終わりだと思いたどりついてみると、実はまだ道半ばだったり、その先に新しいテーマがあったりします。仕事や人生は、この繰り返しのようだと感じています。ですから今の自分に慢心することなく、常に次を目指していく。 そういう人間でありたいと考えております。また升田幸三は「新手一生」という言葉も残しています。古い定跡にとらわれず、新しい手をあみだす努力は一生行わなければならないという意味です。私がいつも人と違うことや新しい事をつねに考えているのは、升田幸三の影響が強いと思います。

成功する社長とはどんな方でしょうか?

そうですね、事業に対してブレがない人ですね。自分の考えがしっかりしている人、筋が通った人というか。今風に言うならば、事業ドメインがしっかりしている人ですね。こっちが儲かりそうだからということで全然、自分がやっている仕事と違うことをやってみたり、あっちでいい話を聞いたから、うちでもやってみようと、いったい何をやっているのかさっぱりわからない社長もいます。とにかく自分の仕事は何なのかをしっかり見極めて、一直線に進んでいただきたいと思います。

どんな顧問先が多いですか?

もちろん普通の会社が多いですが、住宅展示場を運営する会社とかコンビニ加盟店や専門学校など、ちょっと変わったというか特殊な顧問先も多いですね。税理士になったときの初めての顧問先も興信所でした。

顧問先にはどんな指導をされていますか?

指導というより、経営者の話に耳を傾けるように心掛けています。社長の奥様が経理を担当しているケースは多いと思いますが、仕事絡みの愚痴を話せる相手はなかなかいません。そういうとき、内情を知っている税理士は格好の相手となります。愚痴を聞くことで、明日からの仕事を頑張っていただければと思っています。また、経営者の中には、考えがまとまらないとき、人に話しながら自分の考えをまとめていくというタイプの方がいます。この場合は、相槌程度で口を挟まずに話を聞き、終わった後で税務上の問題点があれば指摘するようにしています。

税理士になろうと考えている方にメッセージをお願いします

税理士試験の受験勉強では、理論問題で各税法の条文を読むものの、計算問題では通達中心になりがちです。開業後も、通達や事例集ばかり読んで税法の条文には全く目を通さない若手も見受けられます。通達は、国税当局の内部では拘束力を持ちますが、納税者に対しては必ずしも拘束力をもつものではありません。立法趣旨を理解したうえで判断することを心掛けてもらいたいものです。

●事務所

高橋二郎税理士行政書士事務所

●所長

高橋二郎

●所属

東北税理士会 仙台中支部

●所在地

宮城県仙台市若林区五橋3丁目5-21

●電話

022-212-4751

●URL

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