ページTOPへ

髙橋公祥税理士事務所 髙橋公祥氏

髙橋公祥氏 髙橋公祥税理士事務所

髙橋公祥税理士事務所のある箱崎には、日本三大八幡宮の一つとされる筥崎宮があります。文永の役(1274年)では蒙古軍が上陸し筥崎宮は炎上しましたが、蒙古軍を撃退したとされる神風は、筥崎宮の神徳であると言われ、今日、毎年1月にソフトバンクホークスやアビスパ福岡など、スポーツ関係者がそれぞれ必勝祈願にお参りするなど、厄除・勝運の神として有名です。また、秀吉と島津氏との戦いの際には、この地において秀吉主催の野点「箱崎茶会」がひらかれ、千利休が茶をたてたと言われています。その由緒ある箱崎で、地元に密着し長年にわたり経営者や相続の相談に応えてきたのが髙橋公祥税理士事務所です。

40年以上の老舗の事務所という事ですが

先代から含めると40年以上の老舗の税理士事務所です。私は事務所を引き継ぎましたので、髙橋公祥税理士事務所としては9年目(2010年現在)です。実は、独立した事務所を作ろうと思っていた矢先、事務所を引き継ぎの話しがあり、勤務していた糸井芳徳税理士事務所を継承しました。ひとりでぼちぼちやった方が気楽だとも思いましたが、今までやってきた仲間達と一緒になってさらにいい仕事をしたいと心から思ったのが決め手となりました。これが事務所を引き継いだ一番の理由です。

最初から税理士を志したのでしょうか?

税理士になろうと決意したのは28歳とちょっと遅いんです。実は、医者を目指したのですが、えーまぁ4回ほど失敗をいたしまして(笑)。そこで医者では無く、違う形で世の中の役に立てるものはないかと思って税理士になりました。

経営者として成功する人というのはどんな人でしょうか?

ネガティブに考え、ポジティブに行動する人ですね。会社経営には様々なリスクが伴います。ですからネガティブつまり、ありとあらゆる事に細心の注意をはらって経営することが重要です。でもネガティブなだけでは会社経営は出来ません。いったん「やる」と決めたらポジティブにスピーディに行動する。そして行動したら、次は検証と反省とさらなる努力です。集中すべきことは何か、改善すべきことは何か、今、行うことは何かを常に考えることが重要です。こういう事をきちんとやっている人が経営者として成功していると思います。逆に経営者として、上手くいかない人は、言行不一致の人ですね。やるといってもやらない。言っていることとやることがまるで違う人。こういう人は周りからも社員からも信用されません。

では一流の経営者になるには、どんな事が必要だと思いますか?

私は三つあると思います。ひとつ目は、自分のことでなく、まずお客様の事を考えると言うことです。仕事をしているといつの間にか、お客様のためでなく自分や会社のために仕事をしてしまっていることがあります。お客様があるから自分がある。だから、全ての行動はお客様のためなんです。誠実にお客様のためになることを行っていれば必ず道は開けます。

なるほどお客様のために考え行動することが第一と言うことですね。ふたつ目は何でしょうか?

はい、そうです。そしてふたつ目は、謙虚さです。「良きことは人様のお陰、悪きことは自分自身のせい」と考えられるかどうかです。成功している経営者、一流の経営者はみなさん素直で、実に謙虚です。常に自分自身を反省し、前向きにイノベーションを行っています。税理士は経営者に対し、時として耳の痛い話、聞きたくない話をしなければならない場面があります。優れた経営者は、こうした話に真摯に耳を傾けてくれます。

謙虚さが重要と言うことですね。三つ目は何でしょうか?

はい、三つ目は圧倒的な読書量です。成功している人はとにかくたくさん本を読んでいます。人間は経験だけではなかなか学ぶことは出来ません。ですから本を読み知識をどんどん吸収するという事が必要です。また「歴史は繰り返される」という言葉があります。科学が進み、経済や政治は変わっても結局は人間がやる事です。そんな時に歴史に関する本を読むことで、失敗を未然に防ぐことも出来るのではないでしょうか。

お薦めの本はありますか?

その人にあった本を読めばよいと思いますが、歴史小説を除けば、私はP・F・ドラッカーが好きなので、ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」をお勧めいたします。一人一人がどのように考え行動していくのかを表した本です。『何によって知られたいか』を自分自身に問う事、それに向かって邁進する事、プロとはどういうものなのかという事を考えさせられる本です。ドラッカーはマネージメントの父とも呼ばれ多くの本を書いていますので、どの本もお薦めですが、経営者に是非呼んでいただきたいのが先ほどの「プロフェッショナルの条件」です。

起業家やベンチャー企業の経営者にメッセージをお願いします

必ず世の中の役に立つという「想い」で起業して欲しいと思います。自分のエゴを満足させたい人や利益だけを目標にする人は、必ず失敗します。ですから起業家の皆さんには、夢を持って社会の役に立つ仕事を目指していただきたいですね。起業には何もないところから始められる楽しさがあります。束縛するものは何もありません。失うものもありません。高い志をもって行動していただきたいと思います。

二代目社長へにメッセージをお願いします

私自身、事務所を引き継いだと言うこともありますので、ある意味、二代目です。起業家のように何もない状態からではなく、現状の維持を図りつつも、さらに高みをめざすという事が二代目の宿命です。全てにおいて天才的な才能を発揮できる人はほとんどいませんし、社長個人の能力はたかがしれています。ですから、社員にきちんとした仕事をしてもらうために、仕事の方法を改善し、どういう組織やしくみが一番成果の上がる方法かという事を常に考え経営をする事が重要だと思います。

ご自身で何か目指しているものは何でしょうか?

まず、何より第一番なのが、スタッフが元気に仕事が出来る事ですね。私ひとりの力はたかがしれています。ですから、彼らが毎日楽しく、やりがいを持って仕事をしてくれる事が願いです。私は、人に恵まれてここまでこれたと思っているので、スタッフはもちろん、今までお会いした方々に本当に感謝しています。

●事務所

髙橋公祥税理士事務所

●所長

髙橋公祥

●所属

北部九州税理士会 博多支部

●所在地

福岡県福岡市東区筥松2-28-26

●電話

092-621-6320

●URL

税理士・会計士一覧