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大橋規克税理士事務所 大橋規克氏

大橋規克氏 大橋規克税理士事務所

大橋規克税理士事務所のある港区の南青山は、お洒落な街というイメージの強い街ですが、岡本太郎記念館をはじめ、東武鉄道の社長を務め茶人だった根津嘉一郎の根津美術館など、私設美術館が立ち並ぶ文化の街でもあります。大橋規克氏は、慶応義塾大学在学中に税理士試験に合格、同大を卒業した年に事務所を開設しました。60歳が平均と言われる税理士業界の中で、経験豊富な若手税理士は少なく経営者からの信頼には厚いものがあります。

24歳で事務所を開設とはずいぶん早いですね

はい、大学を卒業したばかりで、右も左もわからない状態でしたが、若気の至りで開業してしまいました(笑)。当時は何でも知ってやろうといろいろな所に顔をつっこみ、痛い目にも遭いましたが(笑)、今となっては良い経験です。税理士という固定観念にとらわれずに、様々なお客様の相談にのりました。会計事務所は税金申告だけが仕事ではありませんし、様々な業界のお客様がいらっしゃいます。今まで売上増加対策、資金調達、遺産整理、M&A、保険見直し、不動産投資、企業評価などお金に関するかなりの部分の仕事をしてきました。

なるほど、様々な経営者の方とお会いしているのですね?

設立当初、世間を良く知らなかったと言うこともあり、社長という人たちは、皆さんお金持ちでゴルフばかっりやっている人なのかなと思っていました(笑)。ところが現実は、まったく逆でした。私が尊敬している経営者の方々は、皆さん会社が順調に見えても将来が不安で、夜眠れなくなってしまうこともよくあるとお話されていました。経営者は孤独だといわれています。とにかく経営者の方々の不安な気持ちを少しでも解消できるような税理士になりたいと思っています。

何でもご自身でやってきたのですか?

最初は、安請け合いで自分でもなんとか出来ると思ったのですが、やはり様々な業務を行うためには深い知識と経験、餅は餅屋というか、優秀なパートナーが必要でした。その頃から弁護士や司法書士はもちろん、監査法人、不動産鑑定士、社会保険労務士などの専門家、銀行やノンバンク、不動産会社や保険会社など信頼のおける方々と仕事をしてきました。

経営者として成功する人というのはどんな人でしょうか?

自分を律している人でしょうか。社内に経営者より偉い人はいませんから、いくらでもズボラができます。ですから誘惑に負けず真剣に仕事に向き合えるかどうかが大切です。嫌なことや苦しいことがあってもきちんと逃げずに、素早く決断し自分自身をコントロールできる人が、経営者として成功する資質だと思います。あと、カリスマ性で周りの人たちを引っ張っていく力、それでいて細やかに気配りができる心を持つ人、二面性を持った人ですね。

起業を目指す方に対してどのようなことを期待されていますか?

開業率よりも廃業率が上回っている時代に起業を決意されることは立派だと思います。一生懸命、何事にもチャレンジする気持ちをずっと持ち続けていただきたいですね。また起業前は分からないことをネットでいろいろ調べていると思いますが、実際には的を射ていないことが多いようです。私自身、若く独立したため多くの諸先輩方に相談にのってもらいました。実はその恩返しをしたいと思い、弊社では独立前の相談を無料で行っています。起業される方からパワーを頂き、私はそれを上回るパワーで応えていきたいと思っております。

二代目の経営者の方へアドバイスはありますか?

40歳前後の世代が、続々と世代交代しています。二代目、三代目は、先代、先々代が高度経済成長期に築き上げてきた会社を、この厳しい時代に借入金とともに引継ぐケースも多く、ご苦労をされている経営者も多いようです。

最近は二代目も大変と言うことですか?

はい、そうです。先代とは時代背景が違うために、親子で経営方針をめぐって衝突することもあると思います。また先代が一線を退いてしまい相談する人が誰もいない方もいます。会社には自分より上の世代の方もたくさん残っていると思いますので、人間関係や人事関係も大変だと思います。また借入金返済の問題もあります。将来自分のお子さんが会社を継ぐかどうかで、借入金の返済方法も変わってきます。このように二代目は経営課題が山積みです。弊社のお客様も二代目経営者が多くいらっしゃいます。私も同世代として、二代目、三代目のよき相談相手になれるよう全力を尽くしていきたいと思っています。

事務所経営で心がけていることは?

身近な、かかりつけ医のような存在になれるよう心がけています。お客様からのご相談には、問題点を整理し、複数の解決策を考えるようにしています。そして、それぞれのメリットとデメリットをご説明し、経営判断をしていただいております。専門外の事に関しては、なるべくその場で他の専門家からの意見を聞き、必要であれば専門家との面談を後日設定させていただくようにしています。とにかくスピーディーに問題解決ができるように心がけています。

今後、目指していきたいことは何でしょうか?

会計処理や申告書作成などの従来の会計事務所の仕事は、パソコン会計の発達によってかなり業務量が減ってきました。10年ほど前からは、経営計画作成支援などの業務を行ってきましたが、さらに今後は個人の経営者の老後資金まで含めたライフプラン表の作成に力を入れていきたいと考えています。ライフプラン表の作成は現在の生活費と老後の生活費の算定が重要になってきます。また事業承継の検討やM&Aを同時に検討していくこともできます。望むべく老後の生活をするために、今から行わなければならないことを5年間の中期経営計画に落とし込んで、実績管理をするお手伝いをしていきたいと思っています。

先生は常にクリエイティブでいらっしゃいますが、何か秘訣はあるのですか?

会計事務所はすべての業種がお客様になる可能性がありますので、いつも型にはめず、いろいろなことにアンテナをはって興味を持つようにしています。中年になりだんだん物事に興味が薄れていっていますが(笑)、何でも社会勉強と思って経験するようにしています。またお客様の業界のことを調べてみるうちに、もっと深く研究したくなってきます。お客様に関連する雑誌の記事を切り抜いてお見せすることもあります。最近では、お客様の会社の経営会議に参加する機会が増えてきました。経理財務会議ではなく、営業全般の会議に参加したり、全体会議に参加したりすることで業務の幅も広がってきました。

最後に一言お願いします

私のモットーは、どんな相談でもスピーディーに問題解決を丁寧な対応で行っていく事です。お役に立てるように頑張り、そして喜んでいただく。日々ご苦労されている経営者の方々の参謀役として今後とも精進していきたいと思っております。

●事務所

大橋規克税理士事務所

●所長

大橋規克

●所属

東京税理士会麻布支部

●所在地

東京都港区南青山6-12-3 南青山ユニハイツ406

●電話

03-5485-1606

●URL

メインサイト:www.ohashi-kaikei.com

医科歯科専用:ikashika-life.com

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